楽しくほほ笑ましい、直乗院の春祭節分会(護摩焚き祈願・豆まき)





2月3日、坂井市丸岡町女形谷にある真言宗御室派 仏眼山「直乗院」の節分の護摩焚き祈願、豆まきに行ってきた。本堂には檀家や近隣の老若男女百数十人がぎっしり。普通、お寺には、小さい子は来ないものと思っていたが、あに図らんやだ。
午後2時にご住職が仏前に出て、節分について説明をはじめる。節分とは季節を分ける節目で年4回あるが、最初の節分に1年の無病息災、安寧等を祈願するとのこと。このあとスケジュールの説明をして、お勤めに入る。
まず最初は「星祭」のお勤めで、2時14分に開始し30分に終了。この後、護摩焚き祈願が始まった。住職が○○□□殿、家内安全祈願(学業成就祈願、交通安全祈願、合格祈願、病気平癒祈願、無病息災祈願、安産祈願、商売繁盛祈願、大願成就祈願、諸願成就祈願、厄除け祈願)といったー、もうまくさんまんだーばからかんかん、と一つひとつ読みあげて護摩を焚く。
30分もすると、ご住職の顔にも汗が滲んでくる。さらに10分もすると結構煙くなり目もちくちくして来る。1時間余りで護摩焚きが終わり、口上?の後、五へい、お守り等の護磨火でのあぶりをして、鈴を鳴らして次のステップ。
お経の読み上げが始まって、しばらくすると、厄除けのかじ。一人ひとり名前を呼ばれ、住職の前に座る。背中に五へいを入れられ、手には数珠と五こしゅを持って、住職が頭の上から梵字を書いて加治祈祷をして最後にエイッと気合いを入れる。それがおわると次は御神酒を頂いて別の間に行く。対象は厄年(男25、42、61、女19、33、37歳。いずれも数え年)の人で、住職から厄年等の説明を受ける。これが3セットあり、祈願者は30人を超える。厄除けばかりでなく家内安全等もある。仏前には、祈願者のお供えもあるようだ。
厄除けの加治祈祷の最中、竿のついた賽銭籠を係りの人数人が持ち歩き、皆は黙ってその籠に一人二百円ずつ入れる。初めての経験でなんともほほ笑ましい感じだ。
最後は住職と厄除け祈願者による豆まき。鬼は外、福は内で盛り上がったと思ったら、しばらくすると、みんなビニール袋をおもむろに取り出す。ん、と思っていると、厄除け祈願者が自分が奉納したお供えを手に手に持って、豆まきならぬお供えまき、大盛り上がりだ。皆が貰えるように手渡す人もおり、地域住民同士の心遣いも垣間見える。
最後は、お酒のお供えをした人が、湯呑みを一つ持って、参詣者に話しかけながら次々にお酒をついで回っている。こういった厄払いというか、そのために施しをするというか、何とも味のある「豆まき」だ。あっという間に苦しくも非常に楽しく勉強になった2時間半が過ぎた。また、来年、是非参加したいものだ。
ここの住職、現在は中学校のPTA会長のほか、小学校の読み聞かせボランティア、のうねの郷づくり推進協議会ふるさと部会副部会長としても活躍されている。前は長畝小学校のPTA会長も務めており、地域社会への貢献は大だ。
それでは、最後に仏眼山「直乗院」のご紹介を。開基は道範大徳が、建長初年(1250年頃)、当地に巡錫のみぎり、一宇を建立され、本尊胎蔵界五智如来を祀られ、仏眼山直乗院と号したことによる。丸岡城の鬼門の方角に位置していたため、本多家が丸岡城主の頃祈願所となった。本多成重公時代に新江用水を開いた渡辺泉龍を讃え境内には記念碑が建てられている(丸岡町文化財)。また、現住職は、境内入り口に四国八十八ヶ所のご本尊をお祀りしており、各ご本尊の前には現地寺院の土が埋めてあることから、四国までお参りできない方は、この地を踏みしめて巡拝することにより同じご縁を得ることができるとのこと。また、西国三十三ヶ所のご本尊もお祀りしている。
直乗院HP:http://www2.fctv.ne.jp/~jikijoin/index-2.html
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