2008年2月 5日 (火)

楽しくほほ笑ましい、直乗院の春祭節分会(護摩焚き祈願・豆まき)

楽しくほほ笑ましい、直乗院の春祭節分会(護摩焚き祈願・豆まき)
楽しくほほ笑ましい、直乗院の春祭節分会(護摩焚き祈願・豆まき)
楽しくほほ笑ましい、直乗院の春祭節分会(護摩焚き祈願・豆まき)
楽しくほほ笑ましい、直乗院の春祭節分会(護摩焚き祈願・豆まき)
楽しくほほ笑ましい、直乗院の春祭節分会(護摩焚き祈願・豆まき)
 2月3日、坂井市丸岡町女形谷にある真言宗御室派 仏眼山「直乗院」の節分の護摩焚き祈願、豆まきに行ってきた。本堂には檀家や近隣の老若男女百数十人がぎっしり。普通、お寺には、小さい子は来ないものと思っていたが、あに図らんやだ。

 午後2時にご住職が仏前に出て、節分について説明をはじめる。節分とは季節を分ける節目で年4回あるが、最初の節分に1年の無病息災、安寧等を祈願するとのこと。このあとスケジュールの説明をして、お勤めに入る。

 まず最初は「星祭」のお勤めで、2時14分に開始し30分に終了。この後、護摩焚き祈願が始まった。住職が○○□□殿、家内安全祈願(学業成就祈願、交通安全祈願、合格祈願、病気平癒祈願、無病息災祈願、安産祈願、商売繁盛祈願、大願成就祈願、諸願成就祈願、厄除け祈願)といったー、もうまくさんまんだーばからかんかん、と一つひとつ読みあげて護摩を焚く。

 30分もすると、ご住職の顔にも汗が滲んでくる。さらに10分もすると結構煙くなり目もちくちくして来る。1時間余りで護摩焚きが終わり、口上?の後、五へい、お守り等の護磨火でのあぶりをして、鈴を鳴らして次のステップ。

 お経の読み上げが始まって、しばらくすると、厄除けのかじ。一人ひとり名前を呼ばれ、住職の前に座る。背中に五へいを入れられ、手には数珠と五こしゅを持って、住職が頭の上から梵字を書いて加治祈祷をして最後にエイッと気合いを入れる。それがおわると次は御神酒を頂いて別の間に行く。対象は厄年(男25、42、61、女19、33、37歳。いずれも数え年)の人で、住職から厄年等の説明を受ける。これが3セットあり、祈願者は30人を超える。厄除けばかりでなく家内安全等もある。仏前には、祈願者のお供えもあるようだ。

 厄除けの加治祈祷の最中、竿のついた賽銭籠を係りの人数人が持ち歩き、皆は黙ってその籠に一人二百円ずつ入れる。初めての経験でなんともほほ笑ましい感じだ。

 最後は住職と厄除け祈願者による豆まき。鬼は外、福は内で盛り上がったと思ったら、しばらくすると、みんなビニール袋をおもむろに取り出す。ん、と思っていると、厄除け祈願者が自分が奉納したお供えを手に手に持って、豆まきならぬお供えまき、大盛り上がりだ。皆が貰えるように手渡す人もおり、地域住民同士の心遣いも垣間見える。

 最後は、お酒のお供えをした人が、湯呑みを一つ持って、参詣者に話しかけながら次々にお酒をついで回っている。こういった厄払いというか、そのために施しをするというか、何とも味のある「豆まき」だ。あっという間に苦しくも非常に楽しく勉強になった2時間半が過ぎた。また、来年、是非参加したいものだ。

 ここの住職、現在は中学校のPTA会長のほか、小学校の読み聞かせボランティア、のうねの郷づくり推進協議会ふるさと部会副部会長としても活躍されている。前は長畝小学校のPTA会長も務めており、地域社会への貢献は大だ。

 それでは、最後に仏眼山「直乗院」のご紹介を。開基は道範大徳が、建長初年(1250年頃)、当地に巡錫のみぎり、一宇を建立され、本尊胎蔵界五智如来を祀られ、仏眼山直乗院と号したことによる。丸岡城の鬼門の方角に位置していたため、本多家が丸岡城主の頃祈願所となった。本多成重公時代に新江用水を開いた渡辺泉龍を讃え境内には記念碑が建てられている(丸岡町文化財)。また、現住職は、境内入り口に四国八十八ヶ所のご本尊をお祀りしており、各ご本尊の前には現地寺院の土が埋めてあることから、四国までお参りできない方は、この地を踏みしめて巡拝することにより同じご縁を得ることができるとのこと。また、西国三十三ヶ所のご本尊もお祀りしている。

直乗院HP:http://www2.fctv.ne.jp/~jikijoin/index-2.html

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2008年2月 1日 (金)

曹洞宗大本山永平寺3

曹洞宗大本山永平寺3
曹洞宗大本山永平寺3
曹洞宗大本山永平寺3
曹洞宗大本山永平寺3
曹洞宗大本山永平寺3
 永平寺の七大伽藍を拝観して通用門を出ると、樹齢700年の老杉と苔蒸した緑地が境内入口を中央に走る道と南側の永平寺川に沿って走る道路(旧道)に挟まれて存在している。川のせせらぎの音、高い背丈の老杉からの木漏れ日、苔蒸した境内、時間が留まって感じるのは私だけなのだろうか。

 それでは、順に永平寺の境内に入って行こう。入口には正門と大本山永平寺の標柱が立っている。入口から入って真っ直ぐ進むと、しばらくして拝観者の通用門が左に見えてくる。さらに進んて見えてくるのが、池に一葉観音様が木の葉の舟に乗っている。永平寺を開かれた道元禅師は中国からの帰途、台風に遭遇したが、一葉観音に救われたと言われていることをモチーフにしたのだろう。池の端にあるカエルの石像も可愛い。池の向こうには報恩塔が見える。

 道なりに行った正面突き当たりが勅使門、いわゆる唐門だ。永平寺というと、老杉の間の道の向こうにただずむ雪の唐門の光景が有名だが、老杉の木漏れ日に映える唐門も素敵だ。そして、唐門に上がる石段の手前の大きな石灯篭が圧巻だ。

 そこから南に行って、旧道を道なりに東進すると、左手の窪んだところに滝がある。玲瓏の滝だ。細かな水しぶきが次から次へと辺りに漂ってとても気持ちいい。

 さらに道なりに進んで、永平寺川にかかる橋を渡って広場に入ると、ここが寂光苑。苑内には、寂光苑の石碑、禅師像、稚髪像、観音像、地蔵、歴代住職のお墓などのほか、寂照と字の入った永平寺鐘楼がある。この鐘は自由についていいというのがありがたい。自分のついた鐘の音が谷間にこだまし、身体全体に響くのが、なんとも心地良い。

 そのあと、永平寺川をさらに上流に上って、自然を満喫したあと、もう一度寂光苑の辺りを行きつ戻りつして、永平寺川の川下に向け左岸を歩く。旧道での永平寺境内の入口にあたる龍門から、永平寺川を上る。紅葉が綺麗でうっとりする。

 気ぜわしい毎日で溜まっていたストレスを、厳粛な永平寺の拝観、じ〜んと伝わる老杉の息遣い、苔蒸したしっとりした感じ、声を失うほど綺麗な紅葉、滝の小瀑布から発するマイナスイオン、永平寺川のせせらぎの音、鐘突き体験など、いいことづくめでスッカリ解消。門前町を回って少し離れた駐車場に戻って、散策と拝観のトータルの所要時間は2時間20分、歩数は12000歩。

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2008年1月31日 (木)

曹洞宗大本山 永平寺2

曹洞宗大本山 永平寺2
曹洞宗大本山 永平寺2
曹洞宗大本山 永平寺2
曹洞宗大本山 永平寺2
曹洞宗大本山 永平寺2
 永平寺の七堂伽藍で最も高い位置にある「法堂」を参観し、入口から四方を眺める。まるで緑と紅葉のキャンバスの中に伽藍等が溶け込んでいるように見える。ああ絶景かな、絶景かなの心境だ。

 法堂を拝観の後は東側の階段回廊を南下し、途中右に曲がって一文字廊下を通り、法堂や仏門を見て、さらに西に向かうと、法堂や承陽殿に向かった西側の階段回廊の向こうに承陽門が見える。迂闊にも上りには、大勢の拝観者と一緒にところてん式に進んでいたため、気が付かなかったのだ。

 見終えたあとは回れ右して、東側の階段回廊を南下して、右側の仏殿に。ここは、中国宋時代様式の二重屋根の大変美しい伽藍だ。仏殿内には中央の須弥壇には本尊の釈迦牟尼仏が祀られ、三体の仏像は右から過去、現在、未来の三世をあらわしているとのこと。

 その後、回れ右して東側に向かい「庫院」に。一階には食事を作る典座寮(てんぞりょう)と呼ばれる台所があり、玄関の正面にはこの韋駄天が祀られているとのこと。さらに階段回廊を下方へと下って行き、「松平家廟所」を東に見上げて「山門」に。

 山門は寛延二年(1749)に再建された、中国唐時代様式の楼閣門だ。山門の両側には四天王が祀られ、外部からの悪魔の侵入を防いでいるのだ。東側には、東方の守護神「持国天(じこくてん)」と北方の「多聞天(たもんてん)」、西側には、西方の守護神「広目天(こうもくてん」と南方の「増長天(ぞうちょうてん)」が、怖い顔して立っているらしい。というのは、東側の二体が修理中で、拝顔出来なかったから。

 この後、西に向かって「祠堂殿(しどうでん)」に至る。ここの見所は、飾ってある大数珠。とにかくその大きさに脱帽。また、ここには、「地蔵菩薩」が祀られている。祠堂殿の南西方向には、平成8(1996)年に建立された、写経を収める「報恩塔」が見える。

 このあと、吉祥閣の隣にある総受処にある大講堂で寺の案内のビデオやかけられている書画を見る。そのあと、永平寺に伝わる書画等の宝物を収容展示する「瑠璃聖宝閣」を観覧して外に出る。

 この寺院、古い建物と新しい建物が共存して、周囲の山林に溶け込んでいる。さらに近くを流れる永平寺川などのせせらぎの音が辺り一体を優しく包んでいる。このあとの寂光苑等の散策がとても楽しみだ。(続く)

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2008年1月30日 (水)

曹洞宗大本山 永平寺1

曹洞宗大本山 永平寺1
曹洞宗大本山 永平寺1
曹洞宗大本山 永平寺1
曹洞宗大本山 永平寺1
曹洞宗大本山 永平寺1
 昨年、11月25日に曹洞宗大本山永平寺に行ってきた。厳粛な雰囲気と周りの素晴らしい自然、伝統が息づく伽藍、懇切丁寧な僧侶の対応などに感動したので、その一端をご紹介する。

 さて、永平寺は、今から約760年前の寛元2年(1244)道元禅師によって開創された「日本曹洞宗」の第一道場で出家参禅の道場だ。

 境内は約10万坪(33万平米)、樹齢約700年といわれる老杉に囲まれた静寂なたたずまいの霊域に、七堂伽藍を中心に70余棟の殿堂楼閣が建ち並んでいる。全国に1万5千の末寺、檀信徒は800万人といわれている。

 前置きはこれくらいにして、本題に入ろう。まず、観光客は通用門で拝観料を払って、吉祥閣の一階の大広間で僧侶から永平寺の概要と拝観の際の注意事項の説明がある。ここで印象深かったのが、案内の僧侶が、永平寺は修業道場であり寺の中は撮影しても構わないが、修業中の僧侶を撮影するのはご遠慮いただきたいと話していたことだ。あれ、普通は仏像や書画骨董は写さないでというのが多い、それとは違うぞという感じ。

 説明の後は、吉祥閣の東側の階段を登って傘松閣に向かう。ここの見物は、二階の「絵天井の大広間」。天井絵は昭和5年建築当時の著名な画家144名による230枚の花や鳥などを描いた色彩画だ。また床の間にかざられている松の生花に勢いがあっていい。4回目の拝観であるが何れも松が活けてあったような気がする。単なる偶然かもしれないが、恐らく、『傘松閣』という名に因んでいると勝手読みする。

 傘松閣を出て廊下を東に向かうと、しばらくして、北に上る廊下が分岐している。分岐の角からは中庭、そしてその上に山の緑や紅葉を借景として中雀門が見えるのがとても素晴らしい。分岐したその廊下を進み、左側にある、座禅、食事、就寝に至るまでの修行の根本道場である「僧堂」(雲堂ともいう)の前を通る。その時は修行中ということで、案内の僧侶から静かにお願いしますと言われ、心持ち忍び足で進む。

 そのまま真っ直ぐ進んで、突き当たりを左折して奥に進むと「承陽殿」に行きつく。ここは、道元禅師の御真廟で、曹洞宗の発祥の根源というべきところ。ここで、深く頭を垂れて参拝する。

 この後、回れ右して真っ直ぐ進むと、天保14年に改築された、禅師様の説法道場で、朝のお勤めなどの各種法要も営まれる、「法堂」に入る。ここは広い空間で、中央奥には聖観世音菩薩が安置され、その手前左右には、阿吽の白獅子が置かれている。ここが、永平寺七堂伽藍で最も高い位置にあり、四季折々の風情の中で、各伽藍や木々を見ることができ、とてもいい。(続く)

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2008年1月21日 (月)

圧倒する存在感、日本一の五重塔、巨大な大仏を有する大師山清大寺

圧倒する存在感、日本一の五重塔、巨大な大仏を有する大師山清大寺
圧倒する存在感、日本一の五重塔、巨大な大仏を有する大師山清大寺
圧倒する存在感、日本一の五重塔、巨大な大仏を有する大師山清大寺
圧倒する存在感、日本一の五重塔、巨大な大仏を有する大師山清大寺
圧倒する存在感、日本一の五重塔、巨大な大仏を有する大師山清大寺
 大師山清大寺は昭和62年5月、福井県勝山市片瀬に落慶。22ヘクタールに及び境内には、東大寺大仏殿を上回る大仏殿、日本一の高さの五重塔などの諸伽藍が配置され、さらに中国の国宝を再現した九龍壁もあるのだ。

 ここを訪れるのは3年ぶり。その時は初詣の一環として永平寺とここを訪れ、それなりの人出はあったが、初詣時期が過ぎた今日は、カップル中心の非常に少ない人出。落慶当時の人出を鑑みると非常に残念で淋しい気持ちで一杯になる。

 この清大寺、現在は宗教法人として臨済宗妙心寺派の寺院として存在している。門前町の1番奥、大門に面するところが拝観受付所だ。流石に奥越の勝山は福井より雪深く、建物が大きいだけに出入口に雪が多く残っている。境内にも雪があり、回廊で繋がっていない部分のある九龍殿、五重塔は行けないとのこと。拝観料を100円割引してくれた。

 まず大門に。ここには、伽藍の守護神の仁王像、うん形像と阿形像が配置されている。回廊を通ってさらに東に進むと中門が。中門からは巨大な大仏殿が前方に見える。また、門の両脇内側には金剛力士像が配置され、大仏殿に通じる回廊にはいろんな表情、仕種の仏像が置かれている。

 回廊を東に進み、大仏殿の前からは堅牢な雪囲いのトンネルを通って正面入口から中に入る。入ってすぐに巨大な大仏と壁に配置されたあまたの仏像に圧倒される。大仏殿中央に安置された越前大仏は身の丈17mと、奈良東大寺の大仏を上回る大きさだ。モデルは中国河南省の龍門石窟(龍門奉先寺座像)の石像。大仏の脇には羅漢像と菩薩像が各2体立ち、左右と後方の壁面には1,281体の石仏・金仏が配置されて、有り難さと荘厳さに言葉がない。

 大仏殿の東には東門があり、その山際には雪に埋まった散策路が五重塔の方に延びている。雪は10〜30センチで、固まっているので楽に歩ける。意を決して五重塔に向かう。

 この五重塔は、高さ75分メートルで日本一の高さを誇る。下から見上げると首が痛くなる。各層には石仏や金仏の諸仏、最上階には阿弥陀如来・釈迦如来・薬師如来の三尊仏が安置されているとのことだ。

 五重塔から回廊で南に下ると直ぐに左側に九龍殿がある。北京市にある中国の国宝・九龍壁を模した装飾壁が実に見事だ。鑑賞を終えて回廊を南下し、中門と大仏殿を繋ぐ回廊に入って、もう一度、大仏を拝んで反対側(南側)の東西を繋ぐ回廊に入り、雪で行けなくなった、宝仏殿、選仏場を外から見る。その後、大仏殿、回廊、中門に囲まれた境内に、雪をもろともせず足を踏み入れる。中央付近には干支の仏像がある。珍しいと思い、一体一体拝顔する。

 中門に戻って南側の回廊を通って大門に戻る。途中、関西弁を話す若いカップルが「ほんまに、すごいお寺やな」と仲良く写真を激写している姿が印象的だった。参詣人が少ないので、カップルには天国の寺院なのだ。

 帰り際、受付のおばさんが、よろしかったら熱いお茶をお入れしますと言って注いでくれたお茶とそのおばさんとの会話が、寒さに凍え、淋しさと残念な気持ち一杯の私をあっためてくれた。雪が溶けたらまた拝観したいと思う。

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2008年1月18日 (金)

日本最古の天守閣、丸岡城(霞ヶ城)紹介

日本最古の天守閣、丸岡城(霞ヶ城)紹介
日本最古の天守閣、丸岡城(霞ヶ城)紹介
日本最古の天守閣、丸岡城(霞ヶ城)紹介
日本最古の天守閣、丸岡城(霞ヶ城)紹介
日本最古の天守閣、丸岡城(霞ヶ城)紹介
 一年の計は元旦にあり。正月早々気合いを入れようと、地元街中のウォーキングに出た。しばらくすると丸岡城の天守閣の望楼に人影が。街中の四方を気持ち良さそうに眺めている。そう、天守閣に上ることとしょう。

 丸岡城(別名 霞ヶ城)、現存する天守閣の中では日本最古を誇る。今日は、その内部を素人ながらご紹介しよう。天守閣の屋根は二重、内部は三層と古調に富んだ望楼式となっており、屋根瓦が全て石(笏谷石・しゃくだにいし)で造られているのは、全国でも珍しい特徴のひとつだ。

 天守閣の高さは12.6m、鯱の高さは1.66m。通し柱が無いのが特徴で、一層は2階・3階を支える支台をなしている。また、珍しい石瓦で葺かれた天守屋根は福井市足羽山や一乗谷付近で砕石される笏谷石で、青みを帯びた石は、雨に濡れるといっそうその色合いを深めて美しい 。1枚の重さ20〜50kg、約6000枚使用され、その総重量約120トンとなっている。コンパクトな城なのに重厚な感じがするのはそのためか。

 天守閣を撮影した最初の写真は城の南側から撮影したものであるが、石垣のすぐ上の中央にある石落としは、石垣に張り付いた敵に対し、床から石を落として防御するものだ。

 また、連子窓と鉄砲用の箱狭間(内部)は、弓矢用の竪狭間と交互に周囲20ケ所に設けられている。

 東側にある石段を登って中に入ると、1階から2階に通じる急勾配の階段が見える。五色綱引きに使用するような太さの綱が二階から垂らされている。

 その階段の向かい、つまり、入ってすぐの頭の上の壁には、明治初期から昭和に至るまでの丸岡城の写真が掲示されており、丸岡城の内堀の一部も含めて当時の状況が窺い知れる。特に目を引いたのは、丸岡町が震源地で、阪神淡路大震災までは1番犠牲者が多かった福井震災で倒壊した天守閣の写真だ。

 中央部はがらんとして、頭の上の壁には、全国のお城の写真が掲示され、各地の名城を観賞できるのがうれしい。あと、がらんとしているのは、私の理解では、この一階に昔は、甲冑や刀剣等が展示されていたが、先程の石落としから泥棒が入って盗まれたから。当時、忍者まがいの仕業と騒がれたことを覚えている。何とも懐かしいことだ。(つづく)

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