ネッシーか、はたまた、、、? 金津創作の森 アートフェスタを歩くⅢ





金津創作の森で居住作家のアトリエ、ガラス工房、創作工房を見たあと、創作工房の前に展示された「Rover―001―2」を観賞。2001年海崎三郎氏の作品で鉄で出来ている。鉄の囲いのようなもので、内側には模様が記されており、おおざっぱな外観に反し、隠れたところに細工があり、コントラストが面白い。また、この作品の右手には砂利引きの地面に鉄板が敷かれており、左右の立体と平面でのコントラストを成している。作品の中には、大きなライトが据えられており、ライトアップされた作品を推測し、霧でも出ていればさぞや幻想的な作品になるのだろう。
このあと森の南東あたりから西の方に坂道を下る。前方に広がるのは水辺の広場。こちら側にもクラフト関係の露店がところ狭しと並んでおり、大勢の人だかり。まるで、お祭りのよう。
すぐ南の山手には、間伐材、枕木で製作された「3つの小屋」。2006年、graf氏の作品で、子供たちの隠れ家みたいな感じ。中に入って、広場に集い、行き交う人々をウォッチしながら休憩をとる。
このあと、『隠れ家』から左手奥に見える『土の砦』に向かう。「あり あか おう」とのタイトル。作品紹介表示の左下には「森の砦」の文字も見え、こちらの方が分かりやすい。タイトルで何だろうと興味を喚起するのも一法か。そして、約200メートルにわたりぐるりと囲んだこの『土塀』の中に入ると、大きな池がある。
すぐ先に池に張り出した観覧デッキが据えられており、そこから池の中央を見ると、ブクブクと結構大きな水泡がたっている。何だろう?ネッシーか、はたまた『ソッシー』(創作の森なので、頭文字を勝手に取って命名)かとじっと見つめているが一向に事態は変わらない。泡が均一で移動する兆候もない。う〜ん、これも屋外展示の趣向の一端かと肩透かしに思わず苦笑い。傍らでは亀が悠々泳いでいる。閉ざされた池にも生体系が形成されていると思わず感心。
南側にはこの池に通じる入口があるが、この反対側、つまり広場から見て左手には、土塀の隙間、40センチ弱だろうか、何だろうと思って近付くと、足元に作品紹介表示板。2002年、辻けい氏の手によるもので、「金津一円」というタイトル。炭化した廃木228本、竹炭、その他で出来ているとの記載。
土塀の隙間を通れるか冷や冷やしながら、お腹を多少引っ込ませながら蟹歩きで進むと、目の前はすぐに池。ここでも亀がゆったりと泳いでいる。作品はどこだろうかと、辺りを見回すと池の対岸右手の方に焦げ茶の丸太が何本も池から50センチ位顔を覗かせている。遠くから臨み見るのも、またいとおかしなのだ。(続く)
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